伊藤哲司の「日々一歩一歩」

ここは、茨城大学で社会心理学を担当している伊藤哲司のページです。日々の生活および研究活動で、見て聞いて身体で感じることなどを発信していきます。

40歳代最後の夕べに

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 ポールマッカートニーの東京・国立競技場でのコンサート、思い切ってチケットを買ってありました。今回逃したら、生で聴くことはないかもしれないと思いました。私が生まれた年(1964年)に東京オリンピックが開かれた場所にも行ってみたいと思っていました。昨日の公演が、ポールの体調不良で延期になり、ちょっと嫌な予感がなかったわけではありません。でもきっとあるんだろうと思い、水戸から高速バスに乗り、一人東京へと向かいました。

 大江戸線都庁前駅で乗り換えた際に、「本日のコンサートは中止になりました」との張り紙があり、あれっと思いました。でも、きっと昨日のアナウンスがそのまま残ってるんだろうと、勝手にそう思って国立競技場駅に向かいました。でも嫌な予感は的中。その駅で地下鉄を降りてみると、幾度も「本日のポールマッカートニーの公演は中止になりました」のアナウンスが流れ、大きく張り紙もしてありました。駅を出るときに、逆に戻ってくる多くの人とすれ違いました。中高年の人が多く、コンサート中止を知って諦めて変える人たちだということは、確信に変わりました。

 コンサートを野外で開くには絶好の初夏の日和。しかし主役がいないではコンサートにはなりません。私以上に残念そうな表情を浮かべ所在なげにしている人たちがたくさんいました。今日の日曜日、きっと遠方からわざわざ来た人もたくさんいたことでしょう。残念無念。他の多くの人たちに混じって、私も看板の写真だけ撮りました。

 昨日の代替のはずだった明日(19日)も中止が決定したとのこと。その後の武道館コンサートと大阪でのコンサートは今のところ予定通りだそうですが、国立競技場それは、このまま中止になってしまうのでしょうか。うーむ……。

 でも誰も責められないですね。ポールの早い快復を願って、これもまたひとつの記念かと思うことにします。明日はひとつ歳を重ね、いよいよ50歳の大台にのります。71歳にして世界中のファンを魅了し続けているポールの域にはとても行けませんが、私なりにまだまだやるべき仕事をやっていきます。